Bax, Clifford クリフォード・バックス (1886-1962) ☆英国の作家、編集者、批評家、劇作家。20世紀前半英国オカルトシーンのあらゆる場所に顔を出すため、ここに収録される。 1886年7月13日、ロンドンの裕福な家庭の次男として出生。兄は音楽家のアーノルド・バックス。長じてスレード美術校等に学ぶも、美術よりも文芸を目指すようになり、またオカルト方面に関心を持つ。資産家の次男という気楽な立場で文壇、画壇、楽壇を泳いでまわり、W.B. イエイツ、アーサー・ランサム、グスタフ・ホルストといった当代の才能と交流する。 オカルト方面への関心は、まず神智学、さらにベーメから魔術へと広がり、アレイスター・クロウリーとは旧知の間柄となる。ルドルフ・シュタイナーの翻訳を行う一方、一次大戦後はA.O.スペアととともに美術雑誌『ゴールデン・ハインド』を編集。またフリーダ・ハリスをクロウリーに紹介したことでも知られる。 生涯を通じて数多くの戯曲や文章を発表し、1962年11月18日、死去。 世間一般に知られるエピソードとしては、グスタフ・ホルストに占星術の基礎を教えて、組曲『惑星』の誕生に一役買ったというものがある。 |
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主要著作 | *オカルト関係 Inland Far. A Book of Thoughts and Impressions. Heinemann, London, 1925. That Immortal Sea. A Meditation upon the future of religion and of sexual morality, Lovat Dickson, 1933. Some I Knew Well, Phoenix House, London, 1951. The Rose and The Cross, Cecil Palmer, London, no date[1928]. 翻訳 Steiner, Rudolf, Initiation and Its Results; A Sequel to "The Way of Initiation", Eng.tr. by Clifford Bax, Macoy, New York, 1916. 編集 The Golden Hind, 1922-24 Chapman & Hall, London. Florence Farr, Bernard Shaw and W.B. Yeats, The Cuala Press, Dublin, 1941. |
参考文献 | |
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