Bois, Jules
ジュール・ボア
(c.1860-1930)


☆ 19世紀末にフランスで活躍したオカルト・ジャーナリスト。当時のあらゆるオカルト関係に精通しており、様々な著作を残している。
 ボアが表面に出て来るのは、特に悪魔主義が絡む時であり、例としてはド・ガイタブーランの一連の抗争時が挙げられる。ボアはブーランに肩入れしており、後者が死去した際にはド・ガイタを呪殺犯として告発してピストル決闘騒ぎを起こし、ついでにパピュスと剣で決闘することにもなっているから、単なるジャーナリストの域を越えたかかわりあいといえるだろう。
 「黄金の夜明け」系とボアの絡みとしてはマサースとの交友が挙げられる。マサースがパリで「イシス運動」なる女神崇拝儀式の公演を行った際には積極的に応援している。

主要著作 Le Satanisime et la Magie, Chailley, Paris, 1895.
Le Monde Invisible, Flammarion, Paris, 1902.


参考文献


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