Sanders, Maxine (nee, Maxine Morris)
マクシーン・サンダース
(1946-)

魔女名 Veda


☆ 「魔女の女王」と称される英国の魔女。アレックス・サンダースの妻兼女司祭として内外に有名であり、夫と別居後は、アレクサンドリア派の象徴として活躍中。
 1946年、チェシャのプレストベリーにて、賭博狂の父とオカルトマニアの母の間に出生。幼少時より、霊的な才能を示し、母の心霊術集会などによく顔を出す。15歳で学校を出てからアルバイトをこなしつつ、グルジェフ・センター
1に出入りして修行を積む。
  16歳の時にアレックス・サンダースと知り合い、1964年、18歳で結婚(魔女式結婚式を挙げたのであって、法的には1967年結婚)。以後、アレクサンドリア派の高等女司祭として活躍する。マクシーンの美貌と肢体はマスコミに対して訴えるところ大であり、アレクサンドリア派の勢力拡張の主要因となったといってよい。

 1971年後半、アレックスの浮気とアズテク儀式傾倒が原因で別居。数年を経て事実上の離婚となっている。以後、アレクサンドリア派の象徴として活動する一方、1982年にはリベラル・カトリックに入信して業界を驚かす。なにかと人目を惹く存在である。

 写真はMaxine: the Witch Queen, Wyndham Publications,London, 1976.の表紙である。


1. グルジェフの弟子であるJ.G.ベネットがキングストン・アポン・テムズに開いたもので、主に「スブド」(Subud: インドネシア人 Mohammad Subuh Sumohadiwidjojo が1925年に創始した一種の気功法)を教える機関。


主要著作 Maxine: the Witch Queen, Wyndham Publications,London, 1976.
参考文献


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