Carroll, Pete ピート・キャロル ☆ 現代英国の魔術師。「ケイオス・マジック」、即ち混沌魔術と呼称される新体系の提唱者として注目されている。 来歴その他の詳細は不明。クロウリーやスペアの魔術体系をさらに過激に押し進め、意識レベルの変革を目的とした薬物使用によるシャーマニズムを採用し、「ケイオス」という意識状態に達して自我を失うことを主眼としている。用語や外見はクロウリー的であるが、目指すものはスペアに近いと言える。かなりあぶない魔術なのである。 キャロルは徹底して実践と実験を主張する魔術師であり、Illuminates of Thanateros, I.O.T.という魔術結社を率いているが、時折り教義文書を発表するのみであり、今一つ得体が知れない存在である。 |
|
|
|
主要著作 | Liber NULL, Sorcerer's Apprentice, n.p., n.d.. Psychonaut, Sorcerer's Apprentice, n.p., n.d.. 上記2冊 『無の書』 金尾英樹訳、国書刊行会、2003年。 |
参考文献 | |
目次に戻る |