Iff, Simon サイモン・イフ ☆ クロウリーの小説に登場する探偵にして魔術師。デビューは1918年、当時クロウリーが編集長をつとめていた米国の雑誌『インターナショナル』誌上で連載された Simon Iff in America に於いてである。 当初、サイモン・イフは人間性に対する深い洞察力をもって難事件を解決する「安楽椅子」探偵であったが、後年クロウリーの代表的小説『ムーンチャイルド』(1929)に於いては中国哲学を奉ずる老賢者として登場。殆ど老子のごとき描かれ方となっている。 サイモン・イフはクロウリーの自己理想像であり、彼の思想を知るうえで欠かせない存在といえる。 左は Teitan edition のイフ。 |
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主要著作 | |
参考文献 | Crowley, Aleister, Moonchild, Mandrake Press, London, 1929.: Weiser,
New York, 1970.: Sphere, London, 1972.:『ムーンチャイルド』江口之隆訳、創元推理文庫、1990年。 - - - - - - - - -: The Scrutines of Simon Iff, Teitan Press, Chicago, 1987. |
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