Apollonius of Tyana ティアナのアポロニウス (c. 1C. A.D.) ☆ キリストとほぼ同年代に生きたギリシャのネオ・ピタゴラス派哲学者。大魔法使いとしての評判が高い。 小アジアのティアナに生まれ、タルサスで教育を受ける。ピタゴラス派の哲学を学び、後に各地を転々としてさらに学問を深め、また魔法を用いて数々の奇跡をなす。没年は不詳であるが、100歳前後で死去したとも、白日昇天したとも伝えられる。 アポロニウスの伝記的資料はフィロストラトスが残した『ティアナのアポロニウスの生涯』だけであり、疫病予防の話や吸血鬼退治の話などがロマンチックに語られている。これを原典として様々な創作が生まれていて、代表的なものはキーツの『レイミア』であろう。 現在の魔術界に於いては、アポロニウスといえば、エリファス・レヴィが降霊術実験で呼び出した人物として重視されるくらいである。 |
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主要著作 | |
参考文献 | Philostratus: Life of Apollonius of Tyana, Eng.tr.
Conybeare, Loeb Classics, London, 1917. Butler, E.M.: The Myth of the Magus,Cambridge University Press, London, 1948.: p.b., 1979. |
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