William Peck
ウィリアム・ペック
(1862-1925)

GD Amen-Ra
Dec 1893 : 0-0 Veritas et Lux
1st Nov. 1895 : 5-6


☆ 黄金の夜明け団エジンバラ支部アメン・ラーのメンバーにして神智学協会員。天文学者、発明家としても著名。

1862年、スコットランドのギャロウェイ近郊にて出生。正規の天文学教育を受けていた形跡はないものの、1883年にはエジンバラにて天文学関係の論文を発表。1885年には王立天文学協会のフェローとなっている。エジンバラの実業家コックスの私立天文台の学芸員となり、夜な夜な望遠鏡を覗く日々を送る。

1898年にはエジンバラ市立天文台の初代所長に任命され、死ぬまでこの職にとどまる。望遠鏡の自作に秀でており、各種観測器具も手作りし、かつ自在に操ったといわれる。

1898年、同じくエジンバラにて電気自動車製作会社 Madelvic Motors を設立。連合王国内にて最初の自動車製造を行う。2年後に倒産。

1904年、船舶用可変ピッチプロペラの特許を出願。これ以外にも多数の特許出願を行っていた模様。

1917年、長年の貢献を認められナイト爵に叙せられる。
1924年にはエジンバラ天文学協会名誉会長に推されている
1925年、死去。

ペックはオカルト方面にも多大な関心を寄せており、エジンバラの神智学協会のメンバーになり、黄金の夜明け団にも参入している。ただし1901年のホロス事件の際に慌ててすべての団関係を断ち切っており、なおかつ団の文書も処分するなど、やや小心な面も持ち合わせていた。

主要著作 The Constellations and How to Find Them, Archibald and Peck, Edinburgh,1883.
A Popular Handbook and Atlas of Astronomy, G.P.Putnam & Sons, New York, 1890.
参考文献


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