司官杖



 首領たちの笏は外套と同色として、内陣の第一位階であるティファレトを表す金帯をつける。

 インペレーターの剣は赤一色の柄として、黄金ないし真鍮の装飾を施す。プレモンストレーターの笏は金帯つきの青いものとする。

『黄金の夜明け魔術全書』下巻68p


 外陣儀式には多数の杖が用いられるが、とりわけ三首領のそれは重要である。

 こういってはなんだが、元祖黄金の夜明け団といえども、フルメンバーの0=0儀式を行った例は少ないのである。志願者を入れると計12名もの人員を必要とするのであって、面子をそろえるのが大変である。早い話、創設初期の団にあっては人員不足は当たり前であって、団の三首領が自らハイエロファントやヘゲモンを務めるしかないであろう。そうなれば儀式場奥の台座上に鎮座ましますわけにもいかない。

 三首領が自らハイエロファントやヘゲモンを務める場合、首領の座には代役として杖を飾ることになる。専用の立てかけ台を用意しておくとよい。
司官杖各種

 左からハイエロファント杖、ヘゲモン杖、ハイエルース剣、インペレーター剣、カンセラリウス杖、プレモンストレーター杖。全長はどれも2フィート前後である。


 

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