Shirley, Sir Ralph
ラルフ・シャーレイ
(1865−1946)


☆ 英国を代表するオカルト雑誌『オカルト・レヴュー』(1905−48)の初代編集長。一時期はライダー社のオーナー。

 第十代フェラーズ伯爵の子息として出生。爵位は長兄が継承し、本人はサーの称号を有する。実家が裕福、かつ家を継ぐ必要なしというオカルト研究に理想的な人生を約束されているが、幼少時に小児麻痺に罹患し、生涯足が不自由であった。

 1905年、英国初の一般向け総合オカルト雑誌 The Occult Review を創刊、初代編集長におさまる。その後ライダー社の経営権を取得、オーナー編集長としてコラム等に健筆を振るう。当時の主要なオカルト関係者全員と友人関係にあったといっても過言ではない。

 1925年、ライダー社を譲渡、『オカルト・レヴュー』の編集長も8月号をもって降板する。その後は悠悠自適の引退生活に入り、時折書物を発表する。

 1946年、他界。


主要著作 The Problem of Rebirth : An Enquiry into the Basis of the Reincarnation Hypothesis, no data.
The Mystery of the Human Double, University Books Inc..(reprint)
Occultists & Mystics of All Ages, Citadel Press, Secaucus, New Jersey, 1974.(reprint)
参考文献


目次に戻る