Maeterlinck, Maurice モーリス・メーテルリンク (1862-1949) ☆ベルギーの作家、劇作家、神秘主義者。日本ではもっぱら『青い鳥』の作者として知られているが、オカルト方面への関心と貢献は多大なものがある。 1862年8月29日、ベルギーのゲントにて裕福な家庭に出生(フラマン地域なれど家庭はフランス語)。 1874年、カトリック系学校に進学し、カトリックに嫌気がさす。その後法律家を目指すも当時流行していた象徴派運動に触れて文学方面を志す。リラダンの影響大。 1890年頃から次々と象徴派戯曲を発表し、名声を博す。 1911年ノーベル文学賞受賞。文人としての地位は確固たるものとなる。 一次大戦では義勇軍に参加を試みるも年齢ではねられる。もっぱらペンでドイツを攻撃する活動に従事。 1932年、ベルギー国より伯爵の称号を贈られる。南仏ニースにシャトーを購入して優雅に過ごす。 二次大戦中はアメリカに避難。戦後フランスに戻る。 1949年5月2日、死去。 私生活においては女優ジョルジエッタ・ルブラン(モーリス・ルブランの妹)と23年におよぶ事実婚状態を経て、57歳のときに27歳の女優と結婚。 社会的発言としては、社会主義への共感表明があり、また一次大戦、二次大戦においてドイツを徹底的に罵倒する言論活動があげられる。二次大戦においては枢軸側であった日本も罵倒の対象となったとのこと。 オカルト方面の著作も多数発表しており、オカルト関係者の友人知己も多い。博物学に立脚する魔術的世界観を提供する一方、レヴィやガイタ、パピュスといった同時代人に言及するエッセイ等もあり、資料的価値は高い |
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主要著作 | *オカルト方面 La sagesse et la destinee, 1898.: as Wisdom and Destiny, Dodd Mead & Co, New York, 1901. La Mort, Charperntier, Paris, 1912. as Death, Dodd Mead & Co., New York, 1912. Our Eternity, Metuhen & Co., London, 1913. The Magic of the Stars, George Allen & Unwin, London, 1930. The Supreme Law, E. P. Dutton, London, 1935. The Unknown Guest, Methuen, London, 1916. Le Grand Secret, Fasquelle, Paris, 1921.: as The Great Secret, The Century Co., New York, 1922. |
参考文献 | : |
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