蓮棒


 
 蓮棒は上端が白、下端が黒である。その中間に十二見宮に対応する十二色彩があり、積極的ないし男性的色彩が用いられている。

 全長は24インチから40インチ、木製で直径はおよそ半インチである。白帯、十二色帯および黒帯は絵の具がエナメルを塗る。あるいは色紙をはりつける。

 蓮の花は薄い金属板がボール紙で作る。
― 『黄金の夜明け魔術全書』下巻31p


 

 で、とりあえず考えられるのがこのグラデーションカラーの蓮棒である。赤から紫までのレインボウ・スケールを十二等分するというのがGDのコンセプトであるが、ここはノンフレットを採用してみたい。

 また素材としては硬質ガラス、内部に光源を仕込んでネオン発光という手も考えられる。

 花弁部は、究極的理想はエメラルドの削り出しであろう。ここは次善策として色ガラスの一体成形を採用したい。

 あるいは茎部から花弁部までを流線型で一体化してもよいか。

 それ以上に大事なのが花弁部のワンタッチ装着であろう。実際に使ってみるとわかるが、この棒は花弁部のおかげで収納が困難である。いちいちドライバーで木ねじを緩めたり締めたりするのも情けない。花弁中央のポッチ部を押すとワンタッチで外れる等の工夫が必要である。

 なんなら往年のストロボパラソルの応用で、花弁部を薄い傘状金属板で作製して棒の上端部に回転折りたたみ収納できるようにする。使用時に上端をひねるとジャキっと飛び出すのも格好良いであろう。



2004 / 4/ 22 : 新図版追加

Lotus Wand

 デザインに若干の変更を加えた蓮棒である。変更部は下端の黒い部分を太めにしてバランスをよくしたこと、および中花弁部の緑着色である。蓮棒はその所持に際して必ず花弁部を上に向けよとの指示があるため、下端を重くしないと持ちづらい。中花弁部の緑着色は、中央白花弁を背高にするためのバランス処理である。




2014 / 7/ 17 : 新図版追加



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