Gerbert ゲルベルト 教皇シルベステル二世(在位999−1003) ☆中世の黒魔術教皇列伝中の筆頭たる人物。 スペインはコルドヴァにてムーア人の秘術を学び、大魔法書を盗み出す等の大立ち回りを演じたとされる。その後、魔力を用いて教皇シルベステル二世となり、栄耀栄華を欲しいままにするも、最終的に悪魔の罠にはまり破滅する。 この種の黒魔術教皇伝は14,5世紀にカトリック反主流派が創作したものであり、後年ルター派が大いに肉付けして関係各方面に配布している。 現実のゲルベルトはアラビア科学を習得した学者であったと思われる。巨大黒犬につきまとわれていたというエピソードも残っている。 |
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主要著作 | |
参考文献 | Butler, E.M. The Myth of the Magus, Cambridge University
Press, London, 1979. |
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