名称 : 女司祭

称号 : 銀の星の女司祭

配属 : ギメル

惑星 : 月

位置 : ケテル − ティファレト

色彩 : 青





☆ 「賢いお姉さんは好きですか?」とCM風に問いかけてみたいわけですな。たとえば司馬遼太郎の『竜馬がゆく』に登場する“お田鶴さま”、あるいは清少納言、あるいは漢書を著した班昭、さらにはクマエの巫女アマルセア、なんなら“あの女”アイリーン・アドラー、ついでに洞窟の女王アイーシャ、いきおいでサロメ・アレキサンドラ。全員知ってた人はえらいと思います。

 「女性にとっての最高の誉め言葉は美しいでも可愛いでもない。それは“神秘的”という形容詞だ」とのフレーズを最近どこかで耳にしたような気がします。

 そういうわけで、「美しく、賢く、神秘的な女性」。これでしょう。

 女司祭とくればダイアン・フォーチュンの『海の女司祭』です。ここに描かれるヴィヴィアン・ル・フェイ・モーガンこそ「美しく賢く神秘的」なわけですが、その分だけ実用性にかけるというか実際の役に立たないというか。さらにいえば生産性に欠けるのであります。

 男女を問わず、人生においてこういう女性と知り合うことができれば幸甚と申せましょう。



 カードの意味 : 叡智、知恵、賢い、冷静、ときに冷酷、寒色系の女性、クール。海、月、夜、銀。孤高。ヴェールに覆われた神秘。

 カードの意味 : 理想的女性像、ユング的アニマ、おたくの妄想、男の一方的かつ身勝手な女性像、「吉永小百合はおならなんかしない」という思いこみ。

戻る