二重立方祭壇



 聖中の聖のヴェイルのまえにかつて香祭壇立てり。
 この祭壇はその似姿なり。
 香祭壇は二重立方の形状にて、霊的なるものの反映にして複製たる物質形態を表すものなり。

 祭壇の側面は、上面、底面とともに十の正方形からなり、十のセフィロトを象徴す。
『黄金の夜明け魔術全書』上巻209p


 各種位階儀式場の中央にでんとましますのが二重立方祭壇 double cubic altar である。その名の通り二個の正立方体を重ねるもので、色は基本的に黒。用途に応じてセフィロト・カラー、マルクト・カラーと使い分けてもよい。一辺はだいたい40−45cmくらい。二個重ねてちょうどよい高さにする。

 最近では長方形の箱一個にして扉を設け、中にあれこれ収納できるようにするタイプも出回っている。

 祭壇自体はなんの変哲もない木箱であり、どう飾りようもないのである。あれこれ凝りたい向きは、むしろ祭壇を覆うオルタ−クロスの刺繍などを考えるべきであろう。


上のCGはマルクト様式の二重立方祭壇。そのままではあまりに殺風景なので四大元素武器を載せてある。



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