中央に立つは円形祭壇にして、これらの銘が刻まれたり −− 中央にはケルビムの四姿が描かれたる −− そしてすべての中央にシンあり。 |
『黄金の夜明け魔術全書』上巻336p |
円形祭壇はきわめて重要な道具立てのひとつであるが、これも儀式中に何度も持ち運びせねばならず、ゆえに軽量化が絶対である。丸太のくりぬきがベストであろうが、現代ではプラスチック素材も視野に入れるべきである。
卓面の塗装は、腕に覚えがあるならば彫金やエマーユも考えられる。あるいは彫刻刀ですべてを掘り出して着色というハイテクニックもあるだろう。
とはいえ、ジェッソで下地を作ってからアクリル絵の具で描きこみ、ニスでコーティングという工程が現実的対処である。PC上で処理して粘着シートにプリントアウトしてぺったり接着という手もありか。
なお、この祭壇は上にあれこれ物を置くことが多く、ゆえにきちんと水平を出しておかないとあとあと苦労する。
円形祭壇 |
上のCGは地下納骨所内中央、棺の上に安置される円形祭壇を再現している。ここが定位置である。