貧者の聖書 "e"


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創世記22章にいわく、アブラハムが息子を殺そうと手を伸ばしたとき、主の御使いが邪魔をして告げる。「その子を手にかけてはならない」。アブラハムは天の父をあらわす。天にまします父なる神は息子すなわちキリストをわれらのために十字架の生贄とした。そうすることで神は父の愛のしるしを示したのである。

巻物: 詩篇22章6節 わたしの手と足を貫き
左 ダビデ

右 イザヤ

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民数記21章9節にいわく、主が人々の蛇の害から救おうとなされたとき、モーセに命じて青銅の蛇を作らせ、これを木にかけさせた。その蛇を目にする人はみな蛇の害から救われたのである。木にかけられ、人が眺める蛇は十字架のキリストをあらわす。蛇すなわち悪魔から救われるには木にかけられたキリストを見なければならないからである。

巻物: イザヤ書53章7節 かれはしいたげられ、苦しめられたけれども、口を開かなかった。

イサクの犠牲 十字架のキリスト 青銅の蛇
キリストをあらわす息子を犠牲にする父親

巻物: ヨブ記41章1節 あなたはつり針でレビヤタンをつり出すことができるか
左 ヨブ
右 ハバクク
掲げられた蛇を見た者は癒される。

巻物: ハバクク書3章4節 その光はかれの手からほとばしり、かしこにその力を隠す。
キリストの受難はわれらを暗き深淵より救い出す

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