アルカナXXI 文字 Thoth (T) -- 数字 400 術士の冠 : 報酬 術士の至高のアルカナムは星を囲む黄金の薔薇の花輪としてあらわされる。花輪の四方には人間と牛と獅子と鷲の頭部が配置される。これこそは術士が最高の参入位階に達するときに自らを飾る紋章である。最高位階の術士の力は広大無辺であり、自らの知性と叡智の限界によってのみ規制される。 大地の息子よ、心に刻むがよい。世の帝国は光の帝国に属するものである。神の深慮により、その玉座を得るものは聖なる意志を達成した者のみである。術士にとっての幸福は、善悪の知識の実の結実にある。されどその実を摘むことを許される者は欲望を捨て去った自制心の持ち主のみなのだ。 ‐‐ ポール・クリスチャン 『魔術の歴史と実践』(1871) |
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参考
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解説 : クリスチャンの「術士の冠」には具体的イラストが存在する。 |