アルカナXX 文字 Rasith (R) -- 数字 200 死者の覚醒 : 更新 R−200は現世から来世への通過をあらわす。半分開かれた墓の上空で霊がトランペットを吹き鳴らす。男と女と子供すなわち人的三位一体の集合的象徴が墓からよみがえる。善悪を問わず万物の終焉となる変遷の象徴である。 大地の息子よ、心に刻むがよい。運命は、それがいかにゆるぎなきものと思われても、実は可変である。魂の上昇は一連の試練の結果である。苦難の時にこそ希望を持て、繁栄の時にこそ警戒せよ。怠惰や忘却のうちに眠り込むことなかれ。そなたの知らぬ瞬間に運命の車輪は回るのだ。そなたはスフィンクスによって上下させられるのである。 ‐‐ ポール・クリスチャン 『魔術の歴史と実践』(1871) |
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参考
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解説 : ウェイトはこのカードの真の意味として錬金術的解釈をほのめかしている。いわく「このカードにはとある意義が暗示されているが、この場にての解説は差し控えたい。ラッパで合図をすればわれらの本質のなかの低きものが瞬く間に反応して立ち上がる−−われらのなかにあってそういうものとはなにか? 表面のみを見る者は、この先もこの札のなかに最後の審判と肉体の復活を見るがよい。内なる目を有する者は眺めよ、そして知るがよい。かつてこの札がまさしく永遠の生命と呼ばれていた理由を理解するであろう。ゆえに「節制」の名によって取り扱われる札と比較されるであろう」。 |