Chitty-Chitty-Bang-Bang チキ・チキ・バン・バン ☆ 発明家カラクタカス・ポッツ中佐が作り上げた魔法の自動車。 二次大戦前の英国製スポーツカー「パラゴン・パンサー」をベースに様々な改造を施してあり、エンジンはスーパーチャージャー装備12気筒 8,000cc。 スペックの詳細は不明。ミッションはマニュアルの4速。この他、飛行機能及びホヴァークラフト機能を備え、しばしば自らの意志で走行することがある。独特のエグソースト・ノイズゆえにこの名前がつけられている。車体はブリティッシュ・グリーン。GEN11というナンバー・プレート(1をIに見立てると、ジニー[精霊]と読める)を装着する。 無論、イアン・フレミング原作の童話に登場する車であり、1967年にディック・ヴァン・ダイク主演で映画化されて世界的に有名になっている。 魔法の乗り物は魔術的モチーフとしては伝統のあるものであり、例えば『アラビアン・ナイト』に見られる「空飛ぶ木馬」や「魔法の絨毯」、ロジャー・ベーコンが考えていた「馬なし車」、グリム童話に登場する水陸両用車など、歴史を通じてその姿を変えつつ顕現するのである。チキ・チキ・バン・バンは最近出現したものとしては一番完成されており、ゆえにここに収録される。 |
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主要著作 | |
参考文献 | 『チキチキバンバン』全三巻 イアン・フレミング作 渡辺茂男訳 冨山房 1980年。 |
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