Bodin,
Jean ジャン・ボダン (1529-1596) ☆ 16世紀フランスの法律家、魔女裁判の判事、悪魔学者。当時の魔女裁判に絶大な影響力を及ぼす魔女論を展開して今に名前を残している。 ボダンの主著『鬼憑狂』(1580)は霊と人間の交渉を論じ、善霊と悪霊を差異化した点で斬新であり、その他当時の魔女に対するあらゆる嫌疑(悪魔との契約、空中飛行、呪文による狼変身云々)を一つずつ例証していくというものであった。その上で魔女に対する防衛策を紹介し、かつ魔女発見法を考究するのであり、以後の悪魔学者、魔女学者に多大な影響を与えている。 ボダンは魔女と悪魔の実在を疑ってはおらず、すべては妄想であるという意見の持ち主こそ悪魔の手先であるとして攻撃しており、彼のために生命を落とした罪なき人々も多数に昇る。 現在の魔術界に於けるボダンの意味は、主に彼が書き残した男性夢魔・女性夢魔に関する論考に性魔術的痕跡が発見出来るということぐらいである。 |
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主要著作 | De la d monomanie des sorsiers, Paris, 1580.: Daemonomania;
vom aussgelassnen w tigen Teufelsheer der Besessenen, German tr. Johann
Fischart, Strasbourg, 1581. |
参考文献 | |
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