AE 本名 George W[illiam] Russell (1867-1935) ☆詩人、随筆家、ジャーナリスト、社会思想家、画家、神秘主義者と、あらゆる顔を持つアイルランド文芸復興の中心人物の一人。 1867年、アイルランド北部アーマにて出生。幼少時より「ヴィジョン」を経験することが多かったという。1880年前後から神智学に興味を抱き始め、1885年には当時の学友イェイツとともに「ヘルメス協会」をダブリンに設立。後に神智学協会に加入している。 生来の幻視的体質にもかかわらず、AE は良質な判断力とバランス感覚の持ち主であり、神智学運動に於いても、文芸運動に於いても、メンバーのまとめ役兼相談役として、中心的存在となっている。後進を育てることにも長けており、このあたりが彼の名を後世に残すこととなった。 1905-23年は雑誌 The Irish Homestead の編集長として、1924年から6年間は Irish Statesman の編集長として 当時のあらゆる文化や政治状況に健筆をふるう。特に農政を専門をとした活動に従事する。 AEの神秘傾向は直観的なもので、眼前に浮かぶ「ヴィジョン」を詩と絵画に置換して異界の美を保存することを目的としていたが、肝心の詩も絵画も今一つの技巧と洗練に欠けていた。このため、芸術家としての評価は、同世代にイェイツがいたせいもあるが、はっきりいって低い。 |
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主要著作 | The Earth Breath and other poems, John Lane, London, 1897. The Candle of Vision, Macmillan, London, 1918. |
参考文献 |
Figgis, Darrell, AE(Gerorge W. Russell): A Study of a Man and a Nation, Maunsel, Dublin and London, 1916. |
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